市川市    市川市東山魁夷記念館23

市川市     市川市東山魁夷記念館

市川市中山1-16-2

「私の戦後の代表作は、すべて市川の水で描かれています。」
東山魁夷
市川市東山魁夷記念館は、20世紀の日本を代表する日本画家、東山魁夷が生涯の大半を過ごしたゆかりの地である市川市に、2005年11月に開館しました。
東山魁夷は、戦後まもない1945(昭和20)年から1999(平成11)年に逝去するまでの、およそ半世紀にわたり市川市に住み、「私の戦後の代表作は、すべて市川の水で描かれています。」との自身の言葉のとおり、市川市で重ねられたその輝かしい画業は市川市の誇りです。
つねに自分をみつめ、修行僧のようなその生き方は、描いた静謐な絵の中に投影されています。
市川市東山魁夷記念館は、「人間・東山魁夷」をコンセプトに、資料展示と作品展示を通してその偉大な業績を顕彰し、情報を発信していきます。
東山魁夷略年譜
1908(明治41)年 東山浩介・くにの次男として、横浜で生まれる(本名 新吉)。
1911(明治44)年 父の仕事の関係で、神戸西出町に転居。
1921(大正10)年 兵庫県立第二神戸中学校(現兵庫高等学校)に入学。
1926(大正15)年 東京美術学校(現東京芸術大学)日本画科に入学。
1929(昭和4)年 第10回帝展に≪山国の秋≫を初出品。初入選。
1931(昭和6)年 東京美術学校を卒業。
1933(昭和8)年 東京美術学校研究科を修了。
ドイツへ留学。(~1935)
1940(昭和15)年 日本画家 川崎小虎の長女すみと結婚。
1945(昭和20)年 応召し、東部第83部隊(現千葉県柏市)に入隊。
熊本で終戦を迎える。
市川市高石神に仮寓して制作を再開。